■2012年7月15日〜16日
特別編・長野県夜間瀬町産地視察報告
2012年7月17日 実行委員長 関澤健
 2012年7月15日(日)〜16日(祝)、長野県山ノ内の夜間瀬町にて、ブルーベリーの視察研修を行ないました。参加者は17名でした。
八百屋塾からの参加者
ブルーベリー部会のみなさん

 梅雨が明けたときで晴天に恵まれ、30℃を超える高い気温の中、圃場を見学に行きました。7〜11種類ほどの品種を作付けしており、早生、中生種、晩生種があるとのことでした。早生は、酸味がありジャムに向いているそうで、もう終盤でしたが、これから出荷されるブルーベリーは、「ブルーレイ」や「ブルーヘブン」という品種で、粒が大きく50円玉くらいになるそうです。晩生種は、「スパルタン」、「シェラー」、「チャンドラー」という品種で、特に「チャンドラー」は500円玉くらいの大きさになるそうで、実物を見たときは驚きました。まるで、子どもの頃、カブトムシやクワガタムシの大きいものを見つけたときのような気分でした。

晩生種のひとつ、「シェラー」
500円玉ほどの大きさの「チャンドラー」

 ブルーベリーは色付き、熟してくると3日間ほどでグッと大きくなるそうです。それを待たずに採ってしまうと味がのらない、とのことでした。ただ、熟度が高いと店頭販売は2日が限界ではないかと感じました。とはいえ、味を重視するなら、熟したブルーベリーは大変おいしいと思いました。

 ブルーベリーの圃場見学のあと、3班に別れ、りんごの生産者の圃場に見学に行きました。去年は小玉が多かったそうですが、今年は36玉中心ではないか、とのお話がありました。「サン津軽」から始まり、「シナノドルチェ」、「シナノスイート」、「シナノゴールド」、「サン富士」となるそうで、雪が降る10月一杯が勝負時だそうです。去年も評判だったので、ぜひ、今年も売りたいと考えています。

「サン津軽」
「シナノスイート」
1本の樹に「サン津軽」と「シナノスイート」が
試食をする参加者の高橋さん

 「巨峰」や他の葡萄などは、9月が売り時とのこと。おいしい品種が何種類かあるので、これも販売したいと考えています。

「巨峰」の樹が一面に広がっていました
写真は、「種なし巨峰」

 夕方からは生産者との交流会を行いました。参加者はそれぞれ生産者と、取り寄せる方法などについて、具体的に話をしていました。楽しい夜の懇親会も終わり、2日目は、各々が前日の生産者の圃場に行き、話を聞いてきました。10時にホテルを出発、小布施に寄って周辺を散策し昼食を食べ、帰路に向かい18時に秋葉原に到着し、解散となりました。

バスの窓から見えた東京スカイツリー
参加者のみなさん、お疲れさまでした!