■2013年2月17日 第11回 〜 講演「キャベツについて」 神奈川県農業技術センター 野菜作物研究部 太田和宏氏
◇キャベツの原産地と来歴
  • キャベツの学名は、「Brassica oleracea var.capitata」。原産地はヨーロッパの地中海沿岸です。

  • 野生種は非結球性の葉キャベツで、ケールがもとになっています。ケールからキャベツに進化していったわけですが、花蕾が疎に発達したものがブロッコリー、密に発達したものがカリフラワー、茎が肥大したものがコールラビ、柄の部分に小さなキャベツができたものが芽キャベツ、色が紫色になったものが紫キャベツ、その他葉牡丹などに分化していきました。
神奈川県農業技術センター 野菜作物研究部
太田和宏氏
◇キャベツの世界への広まり
  • ヨーロッパで結球性キャベツが誕生したのは、紀元前後だといわれています。この頃はまだ、緩く結球したものでした。

  • 地中海沿岸でキャベツの原型ができたのが12〜13世紀頃。それが北のほうに伝わっていく中で、さまざまな品種ができていきました。

  • ヨーロッパからアメリカやカナダに伝わったのが16〜17世紀。そこでもまた多様な品種分化が行われました。

  • 地中海からシルクロードを通って中国に入ったのが17世紀頃。大航海時代に海を伝わって東南アジアから中国に入ったのも、同じ頃だといわれています。中国では、北と南で、若干品種構成が変わっています。

  • 日本には18世紀頃、ヨーロッパ経由で入ったものと、アメリカ経由で入ったものがあります。

  • 江戸時代末期に、オランダ人が長崎に非結球性のケールを導入した、といわれています。これは、栽培用としては定着せず、葉牡丹などの分化にかかわっています。

  • 食用としては、明治時代の初期に、ヨーロッパやアメリカから導入されました。最初は外国人の居留地などで作られていたのですが、それが東京や北海道に伝わり、栽培が広まりました。

  • その後、大正から昭和にかけて、外国から入ってきた品種が日本に土着し、日本独自の品種が育成されていきました。このあたりまでは、固定品種が作られていました。

  • このあと品種育成が進み、1940年代にサカタのタネから世界初のF1品種「ステキ甘藍」ができました。ただ、これは栽培品種としては大成しませんでした。F1品種として最も大成したのは、1950年に作られたタキイ種苗の「長岡交配1号」。以後、自家不和合性を利用した育種が急速に進んでいます。

  • 現在では、周年栽培を目指した品種育成という観点から、病害抵抗性や品質、用途に適した品種の育成が進められおり、日本では、約500品種のキャベツが作られています。
◇世界のキャベツの生産量
  • FAOの統計によると、キャベツの生産量(赤キャベツ、芽キャベツ、ちりめんキャベツ、白菜を含む)1位は中国で2,521万トン、世界の43.5%の生産量を占めています。2位はインド、3位はロシア。日本は4位で224万トン。割合としては4%ほどになっています。世界の中でも、日本はかなり上位です。
◇平成23年度の主要野菜の作付面積と収穫量
  • 日本の野菜の作付面積は、1位じゃがいも、2位大根、キャベツは3位で、面積は33,700ヘクタール。ちなみに、4位スイートコーン、5位たまねぎ。果菜類のトマト、キュウリは15位、16位で12,000ヘクタール前後になっています。

  • 収穫量も、1位じゃがいも、2位大根、3位キャベツ。キャベツは137万トン作られています。重量野菜なので、収穫量が多い。

  • 作付面積と収穫量を見ると、キャベツは重要な野菜だということがわかります。
◇都道府県別の作付面積と収穫量
  • 都道府県別の作付面積は、1位が愛知県、2位が群馬県、3位が千葉県、4位が茨城県、5位が神奈川県。

  • 鹿児島県、熊本県など、九州でも作付面積や収穫量が多くなっています。

  • 北海道、長野県といった涼しい場所でも作られています。
◇キャベツの主要産地における作付面積と収穫量の推移
  • 1973年から2011年までの作付面積と収穫量の推移をみると、一番作付面積の多い愛知県では、1999年頃までは下がっているのですが、そこから上がっています。群馬県もなだらかな上昇傾向にあり、減っているのは千葉県、神奈川県など。北海道は、一時上がりましたが、最近は減少傾向にあります。注目すべきは鹿児島県で、ずっと一定だったのが、最近上がってきています。
◇キャベツの時期別の取扱数量と平均価格
  • 2012年の東京都中央卸売市場の統計によると、1〜4月は愛知県、千葉県、神奈川県が多い。5〜6月になると千葉県、神奈川県が増え、愛知県は減っていきます。6〜10月は、群馬県、長野県、北海道など、涼しい地域のキャベツが増えてきます。10月を過ぎるとまた愛知県、千葉県、神奈川県が増えてきます。

  • 価格は、夏の間は比較的安くて、冬になると高くなる傾向があります。
◇日本におけるキャベツ産地
  • キャベツは耐暑性があまり高くないので、6〜10月は、寒冷地、高冷地に栽培地があります。最も有名な群馬県の嬬恋村を中心に、長野県、岩手県、北海道などで栽培されています。ここで作られているのは、主に中間系の品種です。

  • 11〜3月は、近畿、東海で冬キャベツが作られます。この地域では、1〜6月に春キャベツも作られています。

  • 関東地方は1〜6月の春キャベツが主力で、12月に収穫する年内どりのキャベツ栽培も盛んです。

  • 九州は、3〜6月の春キャベツ栽培が増加しています。暖かい気候を利用して、中間系が多く作られています。
◇キャベツの基本作型
  • 農水の統計では、「夏秋どり」、「冬どり」、「春どり」に分けられ、夏秋どりは7〜10月までに出荷されたもので、冬どりは11〜3月まで、春どりは4〜6月までのものをいいます。

  • 作型は「○○まき栽培」と表現されます。「春まき栽培」は、主に群馬県、北海道、岩手県などで作られる作型で、3〜6月に播種し、4〜7月に植えて、6〜10月にとる、夏秋どりです。

  • 「夏まき栽培」は、7〜8月始めに播種し、10〜12月の年内に収穫する作型で、愛知県や千葉県で、中間系の品種が作られています。

  • 「晩夏まき栽培」は、暖かい地域で、8月の始めから終わりにかけて播種し、定植して、12〜2月や1〜3月の冬場にとる作型です。愛知県では寒玉系、千葉県や神奈川県では春系品品種が作られています。

  • 「秋まき栽培」は、9〜10月にかけて播種し、11月に定植、もしくは2月に定植し、4〜6月までとる。これも暖かい地域の作型で、神奈川県や千葉県で、春系、中間系が作られています。
◇キャベツの種類
  • キャベツは外観や品質から、春系、寒玉系、中間系、ボール系、サボイキャベツ、紫キャベツ、その他の7種類にわけられます。このうち、日本で作られている品種群は、春系、寒玉系、中間系です。

  • 春系の品種は、主に1〜5月、早春から春にかけて栽培されます。日本の固定種の「中野早生」から作られたF1に属する種類で、生育が早く、極早生で、葉がやわらかく、みずみずしい。外観は甲高で、緩く結球します。中の葉の黄色みが強く、生で食べるとおいしい品種です。

  • 寒玉系品種は冬場に栽培され、冬系とも呼ばれます。愛知県の夏まき群から作られたF1品種、といわれています。耐寒性が強く、寒さにあたることで、糖度がのり、甘くておいしいキャベツになります。外観は扁平で、葉が詰まっており、重量感があります。最近の品種は比較的中が黄色いのですが、昔の品種はもっと白が強かった。葉がかたいので、せん切りなどの加工業務用に向いています。

  • 中間系は、春系の早く作れるところと、寒玉系の耐寒性の強さや加工業務用に向くといったいいところを合わせて作った品種です。栽培的には万能型で、主に夏秋から年内、または春から夏秋にかけて広く使われています。サワー系とも呼ばれます。外観は寒玉のように扁平ですが、中はそれほど詰まっておらず春系の要素を持っています。

  • 「グリーンボール」と呼ばれるものがボール系で、葉は肉厚、巻きがかたい。夏秋期に、長野県などの高冷地で作られています。

  • サボイキャベツは、葉がちりめん状になるので、ちりめんキャベツとも呼ばれています。春系でやわらかいタイプ、中間系で若干ちりちりになるタイプ、しっかりとしたちりめん状になるタイプの3種類あります。ふつうサボイキャベツというと、しっかりとしたちりめん状のものを指し、葉が肉厚で非常にかたく、煮込み料理など加熱に向いています。病気に弱いため、日本では作りにくい品種です。

  • 紫キャベツは、アントシアニンが葉の表面に蓄積して、葉が紫色になるキャベツです。茎や葉脈は白いままです。球形は丸型で、葉は肉厚。サラダなどの彩りに使われます。

  • ポインテッド型は、とんがり型のキャベツで、「トンガリボウシ」というタネが日本農林から出ています。

  • 「ミニキャベツ」は、700〜800グラムと小さいタイプです。熟期は普通のキャベツと変わらないのですが、見た目には特徴があります。

  • 「札幌大球」は、直径が40センチぐらいあり、重さは7〜8キロ。神奈川県では作型が合わず栽培は難しい。

◇キャベツの栄養成分
  • キャベツはほかの葉菜類に比べて、たんぱく質を若干多く含みます。水分量が約9割。無機成分ではカリウム、ビタミンではビタミンK、ビタミンCのほか、ビタミンUという胃腸の調整成分も多く含まれています。
◇最近のキャベツの需要動向について
  • 近所のスーパーで、3月には愛知県産の寒玉キャベツが、5月には神奈川県産の春キャベツが並んでいました。このように、キャベツは、時期によって違うものが売られています。

  • トンカツ屋さんで付け合わせに出てくるせん切りのキャベツは、デリカフーズなどの会社がカットしたものです。

  • キャベツ需要の基本は家庭での調理ですが、最近増えているのが中食(弁当や惣菜)や外食産業(ファミリーレストランなど)です。

  • 用途は、サラダ、カット野菜、餃子、お好み焼き、トンカツの付け合わせのように中食や外食で使われるもの、漬物など。形状は、せん切り、角切り、みじん切りなどさまざまです。海外ではザワークラウトなどもあります。調理方法としては、生食や、煮たり、焼いたり、炒めたり、蒸したりといったいろいろな加熱方法がありますが、用途や調理方法に合わせて、春系か寒玉かサボイか、どのような食材を提供するかが非常に重要だと思います。
◇国内における野菜の需要動向
  • 野菜の需要動向は、家計消費用と加工業務用に分けて調査されます。

  • 野菜全体の家計消費用と加工業務用の割合は、1990年はどちらも50%前後だったのが、最近は、家であまり料理をしなくなり、ファミリーレストランなど食の外部化が進展していることから、加工業務用の割合が増えてきています。

  • 加工業務用には輸入野菜が多く使われ、2005年で、家計消費用の2%、加工業務用の32%を占めています。
◇キャベツの需要動向
  • キャベツは、家計消費用が52%、加工業務用が48%です。

  • 4〜5月、国産の寒玉系キャベツが不足しているときに、輸入が入ってきます。4〜5月にはやわらかくて生食向きの春系が作られているのですが、結球が緩く、加工業務用には適さない。加工業務用の実務者の方は、かたくて重量感がある寒玉系がほしい、といわれます。

  • 4〜5月の寒玉系は、裂球、抽苔しやすいので、作られていません。われわれは、この時期にも寒玉系を作れないかと、5年ほど、さまざまな作型、品種、作り方で試験し、研究をしてきました。ある品種は、夏まきで4月どり、別の品種は秋まきで5月どりが可能であることがわかりました。また、4〜5月どりの寒玉系キャベツについて加工業者によるせん切りの適正評価をしたところ、春系より寒玉系のほうが加工には適しているという結果になりました。
◇各県のキャベツの出荷量に占める加工業務用途の割合
  • 最近上昇傾向にある鹿児島県、茨城県、北海道などは、加工業務用が多く、神奈川県、千葉県など、主に春系を作っている産地では、家計消費用が多い。
◇4〜5月どりのキャベツ栽培の取り組み
  • 九州では、温暖な気候を利用して、4月下旬〜5月の出荷を狙った作型が増えています。実需者側の注目が非常に高い地域なのですが、関東や近畿に持ってくると、輸送コストがかかるのが欠点です。

  • 愛知県の渥美半島では、4月下旬までの出荷の規模拡大が進んでおり、5月以降の生産も拡大傾向にあります。このほか、兵庫県、静岡県、滋賀県など、4〜5月どりの業務用キャベツの生産に取り組んでいるところが多くあります。実需者との契約取引も多い地域です。

  • 関東では、千葉県でレタスを作ったあとのマルチの再利用による5月どり業務用キャベツの生産が行われています。また、茨城県でもトンネルを利用した寒玉系の大玉が出荷されています。神奈川県は、三浦半島で、業務用キャベツの取り組みが行われています。関東なので消費地に近く、輸送コストが少ない。生食用の春系キャベツとの競合回避が生産上の課題として挙げられます。

◇地域ブランドキャベツ
  • 「越冬キャベツ(雪中キャベツ)」は、北海道の和寒町で始められました。深い雪の下にキャベツが植わっていて、ショベルカーなどで掘り起こして出荷します。30センチ以上の積雪により、地面の下が、0℃以下にはならず、冷蔵庫のように温度が維持されるので、キャベツが腐りません。また、圃場のままの状態なので、栄養成分がそのまま残り、フレッシュな状態のキャベツができます。寒さにあたっているので、非常に甘くおいしい。品種は寒玉です。

  • 静岡県のJAとぴあ浜松の「キャンディキャベツ」は、「冬927」という品種を育成、栽培しています。BRIXが8度以上で、生で食べてもおいしいキャベツです。2001年度から進められている事業で、11〜3月に甘いキャベツができます。

  • 福島県郡山市では、「冬甘菜(ふゆかんな)」の名前で、寒じめキャベツの栽培が行われています。「キャンディキャベツ」と同じ「冬927」を使って、2002年から始められました。12月の寒い時期には、BRIXが10%以上の非常に甘いキャベツになります。

  • 岩手県には戦前、非常に大きい南部キャベツの産地がありましたが、かたいキャベツで、食の嗜好の変化に伴い、廃れてしまいました。1984年に春系のキャベツを導入。緑が濃く、みずみずしくておいしいキャベツとして差別化していこうと、JA新岩手が「いわて春みどり」とブランド化しています。6〜10月に作られています。

  • 茨城県の県西の4つのJAで作っているブランドキャベツが、「ラ★ウエストキャベツ」です。JAで品種を統一、良食味で、みんながほしがるキャベツということで、名前に「★」が入っています。東京でも販売促進しています。

  • 島根県浜田市、JAいわみ中央の「海と山のあいちゃんキャベツ」は、水田の裏作で、中国山地のわき水と魚を原料にした肥料を使っています。

  • 山口県のJA山口宇部では、高品質の春キャベツを作り、「ソフトろまん」という名前で最近売り出しています。

  • 福岡県北九州市のJA北九では、「若松潮風キャベツ」を出しています。潮風にあたったキャベツとあたっていないキャベツではBRIXが1度違ったので、それをブランド化したものです。

  • 宮崎県、JA児湯の「みやざきフレッシュキャベツ」は、早朝に出荷し、予冷処理をして、3〜6月に出荷する寒玉系キャベツです。品質保持にこだわっており、朝どりで、環境に配慮した栽培という細かい規定をクリアしたものが、「みやざきフレッシュキャベツ」として出荷されています。

◇キャベツの現状から考えたブランド化
  • キャベツは野菜の中でも消費量が多く、食料として必要なものです。群馬県嬬恋村、愛知県、千葉県、神奈川県など、大産地のキャベツは、もともと地域ブランドとして成り立っています。また、キャベツは、産地間リレーにより、周年生産されており、品種の特性などでは売りにくい、という面があります。

  • ブランド化するためには、何か特徴が必要です。例えば、「旬」。いちごは、冬から春にかけて作られて、一時期しか出ません。見栄えもするし、ブランド化しやすいのですが、周年出回るキャベツをブランド化するには、栽培時点から考えなければいけません。

  • 主産地以外の地域ブランドは、生産量が少ないことを特徴にして売り出せるので、そこを狙って作るなど、地域の状況に合わせた販売戦略を打ち立てながら考えなければいけない。
◇質疑応答より
  • Q:ミニキャベツの産地は? 需要はあるのでしょうか?
  • A:産地はほとんどないと思います。大きくなる時間が普通のキャベツとあまり変わらないので、メリットがない。密植してたくさん作れるというメリットはありますが、大きくならないので、反収としてはあまり変わりません。小さなキャベツを看板娘的に「こういうものがあります」とおいておくことはできると思いますが、売るのはなかなか難しいと思います。

  • Q:キャベツが青臭いのはなぜですか?
  • A:アブラナ科なので、辛子などと同じ揮発成分が含まれています。辛みの成分が強く出ると、においも強く出ます。ただ、そういうキャベツは加熱すると甘くなるかもしれませんし、使い方を工夫していただければいいのではないでしょうか。

  • Q:葉が紫色になるのは寒さのせいですか? 環境や品種にもよるのでしょうか?
  • A:寒いと、キャベツが自分を守ろうとして力を貯め込むので赤くなります。また、チッ素が切れてくると、寒くなくても赤くなります。品種によって出方は違います。

  • Q:キャベツについている白い粉は何ですか?
  • A:キャベツが出すブルームの一種です。ブルームがまったく出ないキャベツもあります。

  • Q:芯の部分が正五角形なのがいいキャベツだと聞いたのですが?
  • A:品種によっても違いますが、キャベツは葉が2/5で展開していくので、葉のかぶり具合で五角形に見えることがあります。芯がゆがんでいるものは、生育がおかしかったなど、あまりよくなかった可能性があります。

  • Q:キャベツを切ったとき、断面に黒い点が出てくることがありますが、あれは何ですか?
  • A:カルシウムが欠乏すると、キャベツの中で葉の先端が褐変して黒くなることがあります。夏場、雨が少ない乾燥した時期に育ったキャベツによく出ます。また、肥料が多いと、黒い斑点が出ることもあります。

  • Q:キャベツをカット売りするときは、どこを切ればいい?
  • A:芯から切り離してしまうと葉がしおれるのが早いので、芯を残して切ったほうがいいと思います。

  • Q:キャベツはほとんどが水分なのに、雪中キャベツや雪下キャベツは凍らないのですか?
  • A:雪の表面は氷点下ですが、雪の下は0〜1℃で、凍らない温度に保たれています。ただ、雪の厚さが30センチ以上ないと、上の寒さが下に伝わってマイナスになり、キャベツも凍ってしまいます。雪が厚ければ厚いほど、下のほうは温度が保たれるので、キャベツも凍りません。

  • Q:「札幌大球」は、北海道でしか作れないのですか?
  • A:私も作ったことがありますが、中が詰まらず、うまく作れませんでした。夏場が暑いので、なかなか早く植えられません。ですから、関東では、あれほど大きくするのは難しいと思います。

  • Q:「札幌大球」は、主に漬物に使うそうですが、普通には食べられないのですか?
  • A:普通にも食べられますが、今日ここにあるようなキャベツに比べると、食味はやや落ちると思います。
 
 

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