Q:モヤシの賞味期限はどれくらいですか?
A:賞味期限はメーカーがおいしく食べられると定めた期間で、消費期限はメーカーが安全を担保できる期間です(科学的根拠が必要)。成田食品の商品には、出荷から3日の消費期限がついています。モヤシは野菜なので法律上は必要ありませんが、消費者の安心のために消費期限を入れています。ただし、流通によっても日持ちは変わります。
Q:市場流通のモヤシは消費期限を表示していますか?
A:表示、非表示は半々ぐらい。給食、納めなどで日付が必要な場合は、担当者に言っていただければ消費期限を入れられますし、不要であれば入れないようにもできます。
Q:モヤシのパッケージには、真空とそうでないものがありますが、その違いは?
A:モヤシはかつて樽で輸送しており、その後、輪ゴムで止めた大きな袋になりました。個包装になったのは37、8年前です。このとき真空包装にしたメーカーがあり、特に関西では、モヤシは真空包装というイメージがあります。モヤシは呼吸しているので、真空包装はよくありませんが、成田食品でも主に関西圏に出荷する岐阜工場では強めに脱気するなど、地域によって変えています。袋に多少膨らみがあるほうが輸送時に折れたりしないので、これを安定した温度で運んでいただくのが一番です。
Q:水が重要とのことですが、どんな水を使っているのですか?
A:地下水です。モヤシ1袋に20リットルくらいの水が必要で、1工場7000トン、飲料メーカーより多くの水を使います。岐阜工場は地下80メートル、栃木は地下120メートルから、山のてっぺんにある福島の本社工場は、岩盤を2枚抜いた地下250メートルから水を引いています。いまも放射能検査を続けていますが出たことはありません。水は品質と安定した量が必要なので、新しい工場の建設はまず水探しから始めます。
Q:モヤシのおいしい食べ方を教えてください。
A:モヤシと豚肉をミルフィーユ状態にして、夏はせいろ蒸し、冬は鍋にして、ポン酢でめしあがると、簡単でたくさん食べられます。健康的でダイエットにもいいと思います。
Q:モヤシを食べるのは日本だけですか?
A:世界的に食べられています。アジア圏以外ではスプラウトのほうが多いのですが、ヨーロッパで緑豆モヤシを作っているところもあります。
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