■2019年8月18日 第5回 出張八百屋塾@北足立市場 〜 試食・食べくらべ
◇フライドポテトの試食
[石井玲子氏より]
  • フライドポテトの作り方は、農林水産省のホームページに掲載されている「フライドポテトを家庭で作るときのアドバイス」を参考にしました。

  • 縦半分に切ってから10分水にさらし、よく水気をきって、170℃の油で5〜6分揚げます。サイズによって揚げ時間は変わります。竹串がスーッと刺さればOKです。

  • 味付けは、アンチョビペーストと塩をあらかじめボウルで混ぜておき、揚げたてのフライドポテトに和えました。今日はジャガイモの味を引き立たせたかったので、薄めにしました。そうざいとして、フレーバーソルトで調理するのはおすすめです。
◇キュウリの食べくらべ
ブルーム
ブルームレス
[杉本晃章氏より]
  • キュウリはブルームとブルームレスの食べくらべです。ブルームは表面の白い粉のようなもので、水分の蒸散を防ぎ、実を環境の変化から守るため、もともときゅうりが持っているものです。これが農薬と間違われて、ブルームレスが作られました。この二つの食感、味や香りの違いを食べて感じてください。

  • みなさんの好きなように切っていただいてけっこうです。ただ、違いを確かめるために、ブルームとブルームレスを混ぜないように。味噌をつけてシンプルにめしあがってみてください。
◇ナシの食べくらべ
[東京千住青果より]
  • ナシは千葉県JA市川、埼玉県南彩、茨城県下館、茨城県やさとの幸水4種類を食べくらべていただきます。

  • 茨城県やさと産はジベレリン未処理、その他は混合しています。基本的に、千葉、埼玉からお盆前に出て来るものはジベ処理されていて、盆明けに出てくるものは未処理が多いです。いまはちょうど境目なので混ざっています。

  • ジベレリン処理をする一番の理由は成長促進です。いっせいに色づくと作業に追われるので、先にジベ処理したもの、そのあと未処理のもの、とリレー方式で作業します。

  • 食味はジベレリン処理をしているもののほうが若干やわらかく日持ちがしないといわれますが、ご自分の舌で確かめてみてください。

  • 千葉県は今月の25〜26日あたりで幸水が切り上がり、月末から豊水になります。

  • 価格については、お盆前が需要期なので、現在は多少お買い求めやすくなっているのではないでしょうか。小粒のほうが単価は安いです。