■2019年12月15日 第9回 収穫&山分け 〜 その他の江戸東京野菜
【ファーム渡戸 渡戸秀行さんのお話】
 「下山千歳白菜」は圃場がやや遠くにあるので、こちらで用意しておきました。タネ播きが遅れてしまい、やや小ぶりです。タネはすべて私の自家採取です。アブラナ科で交配してしまうので、畑には「下山千歳白菜」しかありません。通常はかなり大きくなりますが、球はフワリと巻くので、普通の白菜と違って筋っぽさがなく、サラダで食べてもおいしい白菜です。
 「渡辺早生ゴボウ」もあります。50本掘るのに2日間かかりました。掘りたてのゴボウはすごく香りがいいのでぜひ味わってください。
 今日の収穫体験を通して、江戸東京野菜の栽培と収穫はなかなか大変だということをご理解いただけたのではないか、と思います。中でも一番苦労して作っているのは「練馬ダイコン」です。今年は「渡辺早生ゴボウ」も台風の影響を受け、タネが強風でかなり飛んで行ってしまい困りました。
 さまざまな苦労はありますが、私の試みが成功事例として広がっていけば、他の方も江戸東京野菜を作るようになってくれるかもしれませんので、ぜひ八百屋のみなさんには販売にご協力をお願いしたいと思っています。
山分けした野菜・ひとり分
下山千歳白菜
渡辺早生ゴボウ
山分けを袋詰め-1
山分けを袋詰め-2
山分けを袋詰め-3
山分けを袋詰め-4
※写真はクリックで拡大します(別ウィンドウが開きます)