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■2019年6月16日 第3回 和ハーブ・スイカ 〜 商品説明「つがりあんメロン」
青森オリジナルメロン生産連絡協議会から、「つがりあんメロン」をご紹介にまいりました。津軽全体で栽培していますが、主産地は日本海側の木造地区です。ここは海に近く、リンゴ生産には風が強すぎるため、スイカ、メロンへの転作が進みました。
協議会は、津軽のメロン生産者が、品質向上、商品のブランド化、消費拡大宣伝事業を目的として、平成9(1997)年6月に発足。会員の協力金により、キャンペーンなど幅広い事業を行っています。
現在、生産農家222戸が、約85ヘクタールで、6種類の「つがりあんメロン」を栽培し、弘前中央青果に全量出荷されて、全国に流通しています。ピークは8月初めからお盆前で、約1万ケースを出荷。収穫時の糖度検査で15度以上を目標にしています。
「アムさん」、「ホームビレンス」、「アーバンデリシャス」、「スウィートルビー」、「レノン」、「ハニーゴールデン」の6種類を適期に栽培しています。津軽生まれ、津軽育ちという意味を込めて「つがりあんメロン」と名づけました。登録商標です。
完熟で出荷する「アムさん」は、ハウス栽培のみ。皮際までやわらかく、香りがよく、ジューシーです。品種は「ゆうか」です。
「アムさん」の次に出るのが、「ホームビレンス」。唯一ノーネットで、果肉はややかためですが、糖度が高く、日持ちがします。品種は「ビレンス」です。
「アーバンデリシャス」は当協議会の主力品種で、品種は「タカミ」。他の産地でも栽培していますが、当地のものは、糖度が高いと思います。
青森オリジナルメロン生産連絡協議会のみなさん
つがりあんメロン
つがりあんメロン
「スウィートルビー」は、ほかではあまり見ないと思います。品種は「ツートンタカミ」。赤肉としては色が薄めですが、果肉がかたく糖度が高いメロンです。10日から2週間ほど追熟すると、非常になめらかでおいしいのでおすすめです。
「レノン」は有名な赤肉です。改良が進み、従来のものより果肉がやわらかく食味が上がっています。品種は「レノンハート」「レノンウェーブ」です。
「ハニーゴールデン」は、お盆明けに出回ります。品種は「キスミー67」。味を重視しており、9月いっぱい出回ります。
青森県では昭和55(1980)年頃メロン栽培を開始。冬場の農閑期に講習会を行い、生産者の技術向上に努めています。青年部を立ち上げ、産直市での試食販売や、県外研修などを行うほか、五所川原農林高校で栽培指導し後継者を育てようとしています。
青森は、茨城、北海道、熊本、山形に次いで5番目のメロン生産量を誇っています。メインはお盆前です。ぜひいろいろな「つがりあんメロン」を食べてみてください。
【八百屋塾2019 第3回】
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講演「日本の足元のたからもの」
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勉強品目「和ハーブ」「スイカ」
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