■2019年6月16日 第3回 和ハーブ・スイカ 〜 食べくらべ

◇「キャベツ」「ショウガ」「スイカ」の食べくらべと試食

  • キャベツの食べくらべは、A: 愛知県、B: 群馬県。外葉と内葉を生で食べくらべた。同じ産地を3ヶ月連続で追いかける予定だったが、三浦の入荷がなく、群馬に変更した。

  • ショウガは、和歌山と高知の新ショウガ、高知の囲いショウガ、千葉の葉ショウガ、中国産の輸入ショウガを生で食べくらべた。口直しに豆腐を用意した。

  • スイカ3種(鳥取の大玉、千葉の大玉、群馬の小玉)も食べくらべた。

  • 青森「つがりあんメロン」の「アムさん」も試食。

  • 料理は、和ハーブ協会ご提案のレシピより、和ハーブラープ、和ハーブ満載グリーンカレー、ヨモギのジェノベーゼを試食した。

キャベツの食べくらべ
しょうがの食べくらべ
しょうがの食べくらべ
スイカの食べくらべ
和ハーブラープ
 
◇調理について
[石井玲子氏より]
  • ジェノベーゼは、ヨモギ、エゴマの葉、三つ葉を主に使い、緑茶、ラッカセイ、松の実、ニンニク、オリーブオイル、塩を加え、フードプロセッサーで攪拌しました。クラッカーを添えてあります。麻の実をトッピングしてもいいでしょう。塩分は控えめです。

  • 和ハーブラープは、サンチュに包んで食べるひき肉の料理です。ひき肉を炒めてボウルにとっておき、赤タマネギのみじん切り、炒った玄米をすりつぶしたもの、七味唐辛子、柑橘の汁、かぼす、すだち、ナンプラー、フェンネル、ニホンハッカなどを加えました。
石井玲子氏
  • グリーンカレーは和ハーブでペーストを作り、ココナッツミルク、タマネギ、黒砂糖、殻つきのアサリを加えて煮込みました。和ハーブペーストは、シシトウ、青唐辛子、サンショウ粉、ミョウガ、根つきセリ、シソ、カキドオシ、ニンニク、ショウガ、乾燥ユズの皮と果汁、味噌、カレー粉、ニホンハッカを入れました。お米はタイの香り米です。
 
◇食べくらべの感想
  • 愛知のキャベツのほうが甘く感じ、シャキシャキ感もありました。群馬はやわらかいというかシャキシャキ感がなく、個人的には愛知のほうがよかったです。

  • キャベツはどちらもかたかった。比べると愛知のほうが甘みがありました。今、私の店には秋田の春系が入っていて、それはおいしいと思います。

  • 愛知のキャベツは甘みがありましたが、芯に辛みも少しありました。群馬のほうはあとからだんだん渋みが感じられてちょっと苦手でした。

  • 愛知のキャベツは食感がシャキシャキしていて、甘みのあとに少し辛みを感じました。群馬は食感がやわらかく、香りがやや青臭かったです。

  • 和歌山の新ショウガは、辛いですが、みずみずしくてやわらかく、香りもよかったです。高知産はややかためで香りも少し劣る気がしました。囲いショウガの生のスライスを食べたのは初めてでした。中国産は香りや味がひねっぽく、ジンジャーエールにいいのでは…。葉ショウガは生でおいしく食べられました。味噌があるともっとよかったです。

  • ショウガの食べくらべは、舌がビリビリしてよくわからなくなってしまいました。口直しのお豆腐がおいしかったです。何かといっしょに食べたほうがいいですね。

  • ショウガは全体的に辛くて違いがよくわからなかった。中国のショウガは思ったより香りがなく、食感も意外とやわらかかったです。

  • ショウガは国産のほうが滋味があっておいしいと感じました。よく輸入もののショウガは色が変わらないといわれます。ふつうショウガは、切るとポリフェノールが酸化して変色するので、ポリフェノール酸化酵素が失われているのかもしれません。