■淀橋支所 第30回淀橋ゼミナール報告書
平成16年12月5日(日)

強風の中、新宿住友ビル47階スカイルームには約80名の参加者を戴き本当に有り難かった。司会進行役の関澤によって会は進められた。

(1) 淀橋支所青年連絡協議会 会長 田村 隆 挨拶
今年の野菜の高騰は、過去に覚えが無いほどで、皆様も大変だったと思います。しかいゼミナールも今回で30回という記念すべき日を迎えました。今年は、記念30回とし、青島健太氏をお迎えしましたので公聴し何かを得てもらったり、感じてもらったり、元気が出て頂ければ幸いです。これからも40回、50回と企画出来ます様頑張りますので宜しくお願い致します。

(2) 東京都青果物商業協同組合淀橋支所 副支所長 下田    挨拶
この様な企画を立てた青年会に敬意を表します。若い力でこれからの業界を盛り上げて貰いたいと思います。

(3) 東京都青果物商業協同組合本部専務理事 西牟田 誠 挨拶
西牟田専務が本部の行っている事業説明と青年会活動に付いて話し、参加協力をお願いした。(八百屋塾や青果祭りに付いて)

(4) 来賓紹介
淀橋支所副支所長下田昌弘・本部専務理事西牟田誠・淀橋支所戸塚支部長栗林健二・新宿青果(株)岡安・淀橋青果(株)常務取締役・仲卸組合青年会長横山誠・日刊食料新聞・青年会顧問江沢正平・青年会顧問成ヶ沢宏之進・本部青年会会長浅賀隆夫

(5) 講演開始
初めに、丁度ドミニカより帰って来た所で寝ていないのでと御詫びが有った。
ドミニカで美味しい果物などを沢山食べて来たから健康状態はいいと冗談から話し始めた。やはり元プロ野球選手だけ在ってガッチリしてデカイ印象であった。そして今までの自分の生い立ちから野球選手に成るまでを面白おかしく話し始め自分がいつ引退を決めたか等、意外とリアリティを持って話を進めていく、例えばプロ初打席初ホームランを打ったが、以外にも初打席初ホームランを打った選手は大成していない方が多いとか、声の出し方で生鮮は新鮮に見えるとか、トーンの低い声の出し方は高級品を売る時だとかね・・・
デパートのエレベーターガールの物真似は参加者には受けていたなあ。
アメリカのベースボールと日本の野球との違い等は面白かった。アメリカはstrike(打て)と日本のストライク(よし)では意味が違うと言う事を聞いてなるほどと思った。アメリカはバッターに対しての表現で、日本は守備に対しての表現という事である。だから大リーグは一球目から打ちに行くという挑戦者的感覚と日本のように一球目は見逃して見ていく保守的な野球との違いが良く解ったところが聞いていて楽しかったのであろう。
そして哲学的な話しが出てきて「革命家の条件」なる言葉を言い始めた。自分が年をとると共に前向きさが欠けた時に感じたらしく@若さA貧しさB無名であると話した。要はハングリーでなければ何も挑戦できないと言う事を言いたかったのだと思う。では、今の八百屋さんたちは如何だろうと考えた。若さは?平均年齢65歳、貧しさは?程々には食べられる、無名は?各自地域では有名であろう。と言う事は、若い世代を育てていないと言う事であろうか?いや育たないのだと感じた。それは何故?この課題に疑問を持ってくれる八百屋さんはいないのだろうか?今回は、色々と考えさせられるゼミナールで個人的には勉強になったと感じている。